リボ払いとは何かを知っておこう
クレジットカードやキャッシングのお世話になった時、返済額を押せられるリボ払いは多くの人が活用しているのではないでしょうか。
ですがリボ払いは正しく理解しておかないと借金だけが増えていく形になるので気を付けなければなりません。一方で有効活用も可能です。
リボ払いとは
リボ払いとはいわば月額固定制の返済方法になります。10万円単位で数千円が返済額の相場となっています。
つまり、10万円までであればどれだけ買い物を行っても返済額が変わらないのでついつい財布の紐が緩んでしまいがちになる返済方法なのですが、リボ払いの場合、元本がなかなか減っていきません。
確かに返済額は少ないのですが、借りたお金には利息がかかります。
リボ払いの返済をした際の明細を見ると気付くかと思いますが、例えば4,000円返済したとしても元本は1,000円未満。3,000円分が利息となっているケースさえあるのです。
残額によって利息と元本の比率は変わってきますが、仮に平均で2,000円元本分を返済しているとすれば、10万円の借入の場合、完済するまでに50カ月、つまりは4年以上かかりますし、その分の利息の総額もおよそ100,000円。
つまり、自分が使った額の倍以上の利息を支払うことになります。
リボ払いは有効ですが…
リボ払いは100,000円単位で返済額が変わりますので、まず10,000円の買い物をリボ払いでする。
これだけであれば返済までの期間はそこまで長くはないのですが、「どうせ100,000円までなら返済額が変わらない」という気持ちから買い物を繰り返してしまうケースが多いのです。
結果、気付いたら多くの借金になってしまっているケースも多いのです。
リボ払いの考え方
リボ払いは月々の負担を減らしてくれるのですが、最低支払額だけしか返済しないと利息ばかりの返済になりますので、例えば月々4,000円の返済であればプラスアルファで多めに支払うと良いでしょう。
多めに支払った分はすべて元本に充当されますので、結果的に利息の軽減にも繋がります。
リボ払いの謳い文句に「余裕のある時には多めに返済することも可能」とありますが、これを上手く活用することが大切です。
まとめ
リボ払いは一見得をするかのように思いがちですが、実際に普通に最低支払額を返済しているだけでは一番得をするのは金融機関です。
利息だらけで大きな負担にならないよう、リボ払いがどのようなものなのかくらいは知っておきましょう。