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会社にかかる税金はこんなに!?
会社は営利団体です。その活動に対して、様々な種類の税金がかかっています。
代表的なものは法人税ですが、これだけではありません。収益に対してだけでなく、会社が存在するというだけでかかってくる税金もあります。
えっ、こんなに税金かかってるの?とびっくりするくらい種類があります。一通り見てみましょう。
法人税
会社の所得にかかる税金です。個人でいうところの所得税です。少なくとも年1回は申告納付する必要があります。
税率は25.5%。利益の4分の1が法人税でもってかれる計算です。大きいですね。
但し、資本金が1億円以下の小規模事業者については、所得のうち800万円以下の部分については税率15%、800万円を越える部分については税率25.5%となっています。
15%でもかなり大きいと思うのは私だけでしょうか。(^^;
法人住民税
地方公共団体が課税する税金で、会社が赤字であっても課税される均等割りと、所得に応じて課税される法人税分割部分があります。会社が赤字でも法人住民税は払わないといけません。
均等割りの税額は、会社の所在地・資本金・従業員の人数によって異なりますが最低でも7万円/年はかかります。
法人事業税
黒字の場合に課税されるものです。
地方法人特別税
法人事業税の一部を分離して、一定の率を乗じて計算されます。
消費税
原則として、2期前の課税売上が1,000万円を超えると課税されます。課税売上1,000万円を超えなければかかりません。
注意しないといけないのが、赤字であっても消費税は納付しなければならない、ということ。法人事業税は赤字だと払わなくてもいいんですがね・・・。赤字のときに消費税を納めるのは、結構きついです。
なお、課税売上1,000万円未満であれば消費税を納めなくてよいです。つまり、消費税はお客さんから徴収してもいいけど、納付しなくてもいいというゾーンです。
ちなみに、売上1,000万でも納める消費税は数十万円になります。結構でかいんですよ。なので、売上1,000万円を超えないというのも節税の1つです。
印紙税
契約書や領収書など、一定の文書を作成した際に課税されます。領収書に貼る収入印紙は、お金をもらう側(領収書を発行する側)が貼ります。
所得税
会社にも所得税?と思われるかもしれません。利子や配当金に対してかかってくるのが所得税です。
不動産取得税・固定資産税・自動車税
不動産取得税は不動産を取得したときに課税されます。固定資産税・自動車税は、それぞれ資産・自動車を保有していた場合に課税されます。これは会社に限らず、個人の場合も同じです。
登録免許税
許可を得る際や登記する際にかかります。
会社って、結構大変?
代表的なものを挙げてみましたが、ざっとこれだけの税金があります。
この他、雇用保険や厚生年金などの社会保険料もまた別でかかってきます。しっかり利益を出していかないといけません。経営者は大変だ・・・。